王舎城
梵名ラージャグリハ(Rājagŗha)の漢訳。釈尊在世の頃の中インドにあったマガダ国の首都の名。
紀元前六世紀ごろ頻婆娑羅(びんばしゃら)王が築き、韋提希(いだいけ)夫人(ぶにん)やその子阿闍世(あじゃせ)王などが登場した都。釈尊説法の中心地で『大経』『法華経』等がこの郊外の耆闍崛山(ぎしゃくっせん)で説かれた。現在のラージギルにあたる。