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十三観

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

じゅうさんかん

 定善十三観のこと。 →定善(じょうぜん) (観念法門 P.604)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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インクルード ノート

『観無量寿経』に説かれる,阿弥陀仏の身や浄土のありさまを思い浮べる十三種の観法。これを定善という。

  1. 日想観 (太陽が沈むのを見て極楽が西にあることを観ずること。)
  2. 水観 (水と氷の清らかさによって極楽の大地のありさまを観ずること。)
  3. 地観 (極楽の大地をまざまざに観ずること。)
  4. 宝樹観 (極楽の不思議な樹木の働きを観ずること。)
  5. 宝池観 (極楽の池の水を観ずること。)
  6. 宝楼観 (極楽にある多数の建物を観ずること。)
  7. 華座観 (阿弥陀仏の台座である蓮華を観ずること。)
  8. 像観 (仏像を置き阿弥陀仏の姿を観ずること。)
  9. 真身観 (阿弥陀仏の真実の姿を観ずること。)
  10. 観音観 (阿弥陀仏に従う菩薩のうち観世音を観ずること。)
  11. 勢至観 (大勢至菩薩を観ずること。)
  12. 普観 (あまねく浄土の仏、菩薩、国土を観ずること。)
  13. 雑観 (阿弥陀仏の身相を観じて、それによって他のさまざまな姿を交えて観ずること。)