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因中説果

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

因を説く中で果について説くこと。ここでは将来得る成仏を現在の因の上(仏性)で説くということ。(真巻 P.349)

因中説果(いんちゅう-せっか)。「果中説因」

原因の上に仮に結果の名を与えて説くのを因中説果、結果の上に仮に原因の名を与えて説くのを果中説因という。例えば糸と衣服という因果関係において、因である糸の上に果である衣服の名を与えて、糸を指して「衣服である」という場合が因中説果であり、果である衣服の上に因である糸の名を与えて、衣服を指して「糸である」という場合が果中説因である。(仏教学辞典)

参照WEB版浄土宗大辞典の「因中説果・果中説因」の項目