だいぼんきょう
『大品般若経(だいぼんはんにゃきょう)』の略。『摩訶般若波羅蜜経(まかはんにゃはらみつきょう)』のこと。二十七巻又は三十巻。後秦の鳩摩羅什(くまらじゅう)訳。般若空観を説く多くの般若経典の内、大乗仏教中期に増広敷衍されたものである。