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いぎょうどう

　阿弥陀仏の本願力によって[[浄土]]に[[往生]]してさとりをひらく[[他力]]の道。→[[難行道]](なんぎょうどう)。
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龍樹菩薩は『十住毘婆沙論』で、
{{Inyou|
　仏法に無量の門あり。世間の道に難あり易あり。[[陸道の歩行]]はすなはち苦しく、[[水道の乗船]]はすなはち楽しきがごとし。菩薩の道もまたかくのごとし。あるいは勤行精進のものあり、あるいは{{DotUL|[[信方便易行]]をもつて疾(と)く[[阿惟越致]]に至る}}ものあり。([[十住毘婆沙論 (七祖)#no3|十住毘婆沙論 P.5]])([[行巻#no15|行巻 P.151]])
}}
と、[[信方便易行]]の仏道があることを示されていた。<br />
これを自らの足でさとりを目指す[[陸道の歩行]]の「[[難行道]]」と船に乗ってさとりを目指す[[水道の乗船]]の「[[易行道]]」といふ。<br />
御開山は｛乃至｝して、
{{Inyou|
〈もし人疾く[[不退転地]]に至らんと欲はば、[[恭敬の心]]をもつて[[執持]]して名号を称すべし〉。もし菩薩、この身において[[阿惟越致]]地に至ることを得、[[阿耨多羅三藐三菩提]]を成らんと欲(おも)はば、まさにこの十方諸仏を念ずべし。名号を称すること『[[宝月童子所問経]]』の「阿惟越致品」のなかに説くがごとしと。
}}
と、名号を称することを[[不退転]]に至ると信じる[[信方便易行]]の仏道だとされた。

{{Tinc|トーク:難行道}}
:→[[難行道]]
:→[[難易二道]]