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「四諦」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

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世間法は、迷いの世界(界内)の教え、出世間法は、悟りの世界(界外)の教え。世間の因果を出世間の因(修) 果(証)へ転回するよう教えるのが仏教の原型である。世間の因果は、<kana>苦諦(くたい)</kana>(果)・<kana>集諦(じったい)</kana>(因)として示され、出世間の因果は、<kana>滅諦(めったい)</kana>(果)・<kana>道諦(どうたい)</kana>(因)として示される。

2013年12月26日 (木) 14:09時点における版

したい

 釈尊が最初の説法で示された四つの真理。四聖諦(ししょうたい)の略。

苦諦(くたい)。人生は苦であるという真理。
集諦(じったい)。苦を招き集める原因は煩悩(ぼんのう)であるという真理。
滅諦(めったい)。煩悩を滅尽することによって、苦のない涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)の境地が実現するという真理。
道諦(どうたい)。涅槃寂静の境地に至るためには、八聖道(八正道,八聖道分)を実践せねばならないという真理。→八正道 (はっしょうどう)。

このうち①②は迷いの果と因、③④はさとりの果と因をあらわす。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

世間法は、迷いの世界(界内)の教え、出世間法は、悟りの世界(界外)の教え。世間の因果を出世間の因(修) 果(証)へ転回するよう教えるのが仏教の原型である。世間の因果は、苦諦(くたい)(果)・集諦(じったい)(因)として示され、出世間の因果は、滅諦(めったい)(果)・道諦(どうたい)(因)として示される。