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出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』
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2018年1月31日 (水) 15:15時点における版
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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- インクルード
『西方指南抄』中末に、法然聖人のご消息として以下の『法事讃』の文を引き、
- 見有修行起瞋毒 方便破壊競生怨
- (修行することあるを見ては瞋毒を起し、方便破壊して競ひて怨を生ず。)
- 如此生盲闡提輩 毀滅頓教永沈淪
- (かくのごとき生盲闡提の輩は、頓教を毀滅して永く沈淪す。)
- 超過大地微塵劫 未可得離三途身
- (大地微塵劫を超過すとも、いまだ三塗の身を離るることを得べからず。)
- 大衆同心皆懺悔 所有破法罪因縁
- (大衆同心にみな、あらゆる破法罪の因縁を懺悔せよ。) (法事讃 P.576)
この文の心は、浄土をねかひ、念仏を行する人をみては、毒心をおこし、ひかことをたくみめくらして、やうやうの方便をなして、専修の念仏の行をやふりあたをなして、申ととむるに候也。かくのことくの人は、むまれてより仏性のまなこしひて、善のたねをうしなへる、闡提人のともからなり。
この弥陀の名号をとなえて、なかき生死をはなれて、常住の極楽に往生すへけれとも、この教法をそしりほろほして、この罪によりて、なかく三悪道にしつむとき、かくのこときの人は、大地微塵劫をすくれとも、なかく三途の身をはなれむこと、あるへからすといふ也。
しかれはすなわち、さやうにひかこと申候らむ人おは、かへりてあはれみたまふへきもの也。
{─中略─}
かかる不信の衆生をおもへは、過去の父母・兄弟・親類也とおもひ候にも、慈悲をおこして、念仏かかで申て、極楽の上品上生にまいりて、さとりをひらき。生死にかへりて、誹謗不信の人おもむかへむと、善根を修しては、おほしめすへき事にて候也。このよしを御こころえあるへきなり。(鎌倉の二位の禅尼へ進ずる御返事)
とある。