「八相」の版間の差分

2018年2月8日 (木) 02:33時点における最新版

はっそう

　八相成道(はっそうじょうどう)、八相示現(じげん)、八相化儀(けぎ)ともいう。

仏が衆生(しゅじょう)救済のためにこの世に現れ、その一生涯に示す八種の相。

①降兜率(ごうとそつ)。兜率天から白象に乗ってこの世に降りる。

②託胎(たくたい)。母胎に宿る。

③出胎(しゅったい)。右脇から出生する。

④出家。老病死の無常を感じて王宮を出る。

⑤降魔(ごうま)。菩提樹下で悪魔を降伏(ごうぶく)する。

⑥成道(じょうどう)。正覚(しょうがく)をひらく。

⑦転法輪(てんぽうりん)。法を説き教化(きょうけ)をする。

⑧入涅槃(にゅうねはん)。沙羅双樹(さらそうじゅ)の下で滅度(めつど)に入る。

出典（教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

→(大経 P.4)

@@ 1行目: / 1行目: @@
-（はっそう）
+はっそう
-　<ruby><rb>八相成道</rb><rp>(</rp><rt>じょうどう</rt><rp>)</rp></ruby>、八相<ruby><rb>示現</rb><rp>(</rp><rt>じげん</rt><rp>)</rp></ruby>、八相<ruby><rb>化儀</rb><rp>(</rp><rt>けぎ</rt><rp>)</rp></ruby>ともいう。
+　<kana>八相成道(はっそうじょうどう)</kana>、八相<kana>示現(じげん)</kana>、八相<kana>化儀(けぎ)</kana>ともいう。
-仏が<ruby><rb>衆生</rb><rp>(</rp><rt>しゅじょう</rt><rp>)</rp></ruby>救済のためにこの世に現れ、その一生涯に示す八種の相。
+仏が<kana>衆生(しゅじょう)</kana>救済のためにこの世に現れ、その一生涯に示す八種の相。
 :①降兜率(ごうとそつ)。兜率天から白象に乗ってこの世に降りる。
 :②託胎(たくたい)。母胎に宿る。
 :③出胎(しゅったい)。右脇から出生する。
 :④出家。老病死の無常を感じて王宮を出る。
-:⑤降魔(ごうま)。菩提樹下で悪魔を<ruby><rb>降伏</rb><rp>(</rp><rt>ごうぶく</rt><rp>)</rp></ruby>する。
+:⑤降魔(ごうま)。菩提樹下で悪魔を<kana>降伏(ごうぶく)</kana>する。
-:⑥成道(じょうどう)。<ruby><rb>正覚</rb><rp>(</rp><rt>しょうがく</rt><rp>)</rp></ruby>をひらく。
+:⑥成道(じょうどう)。<kana>正覚(しょうがく)</kana>をひらく。
-:⑦転法輪(てんぽうりん)。法を説き<ruby><rb>教化</rb><rp>(</rp><rt>きょうけ</rt><rp>)</rp></ruby>をする。
+:⑦転法輪(てんぽうりん)。法を説き<kana>教化(きょうけ)</kana>をする。
-:⑧入涅槃(にゅうねはん)。<ruby><rb>[[沙羅双樹]]</rb><rp>(</rp><rt>さらそうじゅ</rt><rp>)</rp></ruby>の下で<ruby><rb>滅度</rb><rp>(</rp><rt>めつど</rt><rp>)</rp></ruby>に入る。
+:⑧入涅槃(にゅうねはん)。<kana>[[沙羅双樹]](さらそうじゅ)</kana>の下で<kana>滅度(めつど)</kana>に入る。
 {{Copyright}}
 ----
+:→([[大経上#P--4|大経 P.4]])

「八相」の版間の差分

提供: WikiArc

2018年2月8日 (木) 02:33時点における最新版