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「波羅蜜」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

 
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(はらみつ)
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はらみつ
  
 梵語パーラミター(pāramitā)の音写。波羅蜜多とも音写し、<ruby><rb>到彼岸</rb><rp>(</rp><rt>とうひがん</rt><rp>)</rp></ruby>、<ruby><rb>度</rb><rp>(</rp><rt></rt><rp>)</rp></ruby>と漢訳する。迷いの<ruby><rb>此岸</rb><rp>(</rp><rt>しがん</rt><rp>)</rp></ruby>からさとりの彼岸に至ること、またはそのために修する菩薩の行をいう。語源的には「最もすぐれた状態」を意味するともいわれる。→[[六波羅蜜]] (ろっぱらみつ)。 ([[真要鈔#P--993|真要鈔 P.993]])
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 梵語パーラミター(pāramitā)の音写。波羅蜜多とも音写し、<kana>到彼岸(とうひがん)</kana>、<kana>度(ど)</kana>と漢訳する。迷いの<kana>此岸(しがん)</kana>からさとりの彼岸に至ること、またはそのために修する菩薩の行をいう。語源的には「最もすぐれた状態」を意味するともいわれる。→[[六波羅蜜]] (ろっぱらみつ)。 ([[真要鈔#P--993|真要鈔 P.993]])
  
  
 
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『大智度論』には、
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:仏法大海信為能入。智為能度。
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::仏法の大海には信をもって能入となす、智をもって能度となす。([http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT2012/T1509_.25.0063a01.html 大智度論])
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とある。

2018年4月16日 (月) 16:51時点における最新版

はらみつ

 梵語パーラミター(pāramitā)の音写。波羅蜜多とも音写し、到彼岸(とうひがん)()と漢訳する。迷いの此岸(しがん)からさとりの彼岸に至ること、またはそのために修する菩薩の行をいう。語源的には「最もすぐれた状態」を意味するともいわれる。→六波羅蜜 (ろっぱらみつ)。 (真要鈔 P.993)


出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

『大智度論』には、

仏法大海信為能入。智為能度。
仏法の大海には信をもって能入となす、智をもって能度となす。(大智度論)

とある。