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「曼陀羅」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

 
 
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まんだら 曼陀(荼)羅
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 梵語マンダラ (maṇḍala) の音訳。本質をもつものの意で、輪円具足とも意訳する。密教で、法身大日如来のさとりの世界を表すために、仏や菩薩などの諸尊を秩序だてて図示したもののこと。金剛界曼荼羅と胎蔵 (界) 曼荼羅があり、前者は『金剛頂経』にもとづいて大日如来の智慧のはたらきを示したもの、後者は『大日経』にもとづいて大日如来の慈悲のはたらきを示したものである。台密ではこれに加えて『蘇悉地経』にもとづいて大日如来以外の諸尊を中尊とする雑曼荼羅を用いる。なお、浄土教で用いられた浄土変を曼荼羅と称するのは、密教で用いられた曼荼羅との{{WavyUL|混用}}である。(浄土真宗辞典)
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2023年5月6日 (土) 01:03時点における最新版

まんだら 曼陀(荼)羅

 梵語マンダラ (maṇḍala) の音訳。本質をもつものの意で、輪円具足とも意訳する。密教で、法身大日如来のさとりの世界を表すために、仏や菩薩などの諸尊を秩序だてて図示したもののこと。金剛界曼荼羅と胎蔵 (界) 曼荼羅があり、前者は『金剛頂経』にもとづいて大日如来の智慧のはたらきを示したもの、後者は『大日経』にもとづいて大日如来の慈悲のはたらきを示したものである。台密ではこれに加えて『蘇悉地経』にもとづいて大日如来以外の諸尊を中尊とする雑曼荼羅を用いる。なお、浄土教で用いられた浄土変を曼荼羅と称するのは、密教で用いられた曼荼羅との混用である。(浄土真宗辞典)