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出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

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 梵語アースラヴァ (āsrava) の意訳。もれ出るもの、けがれの意。[[煩悩]]の異名。煩悩のけがれのない清浄な状態を[[無漏]]という。これに対して煩悩のけがれのある状態を[[有漏]]という。『涅槃経』には
 
 梵語アースラヴァ (āsrava) の意訳。もれ出るもの、けがれの意。[[煩悩]]の異名。煩悩のけがれのない清浄な状態を[[無漏]]という。これに対して煩悩のけがれのある状態を[[有漏]]という。『涅槃経』には
:「心もし有漏なるを名づけて不浄といふ。仏心は無漏なるがゆゑに大浄と名づく。大浄をもつてのゆゑに大涅槃と名づく」(真仏土巻引文 註347)  
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:「心もし有漏なるを名づけて不浄といふ。仏心は無漏なるがゆゑに大浄と名づく。大浄をもつてのゆゑに大涅槃と名づく」(真仏土巻引文 [[P:347|註347]])  
 
と説かれている。(浄土真宗辞典)
 
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2023年11月16日 (木) 02:03時点における最新版

ろ 漏

 梵語アースラヴァ (āsrava) の意訳。もれ出るもの、けがれの意。煩悩の異名。煩悩のけがれのない清浄な状態を無漏という。これに対して煩悩のけがれのある状態を有漏という。『涅槃経』には

「心もし有漏なるを名づけて不浄といふ。仏心は無漏なるがゆゑに大浄と名づく。大浄をもつてのゆゑに大涅槃と名づく」(真仏土巻引文 註347)

と説かれている。(浄土真宗辞典)

有漏
無漏