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「無量寿如来会」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

 
 
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2024年9月13日 (金) 18:31時点における最新版

(むりょうじゅにょらいえ)

  二巻。唐の菩提流志(ぼだいるし)の訳。『大経』の異訳の一。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

◆ 参照読み込み (transclusion) JDS:大宝積経無量寿如来会

だいほうしゃくきょうむりょうじゅにょらいえ/大宝積経無量寿如来会

二巻。菩提流志訳。『大宝積経』四十九会の第五会(第一七、一八巻)に相当。訳出時期は七〇六〜七一三年。『無量寿経』の異訳の一。「無量寿如来会」あるいは「如来会」と略される。会座菩薩について詳説し、その八相示現を説くのは『無量寿経』と本経のみである。世間自在王如来(世自在王如来)までの過去仏の新古の順を『無量寿経』とは逆に位置付け、最新を燃灯仏ねんとうぶつ(錠光如来)、最古を世間自在王如来とし、また無量寿如来の因位について、法蔵を法処と訳す。願文四十八願からなり、その順序は『無量寿経』と同じである。三輩段では上中下の別を明示しておらず、三毒段、五悪段を欠いている。〈無量寿経〉諸本の中では梵本に最も近い漢訳である。


【所収】浄全一、正蔵一一


【参照項目】➡無量寿経五存七欠


【執筆者:齊藤舜健】