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出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』
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− | + | そもそも蓮如さんは[[掟]]を制定することはなかったのだが、門徒が増えるにしたがい、また[[JWP:応仁の乱|応仁の乱]]の大混乱に陥っていた当地の権力者や他宗・他門との軋轢を避けるため[[掟]]を制定するようになった。 | |
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+ | それ当流の[[掟]]をまもるといふは、わが流に伝ふるところの義をしかと{{DotUL|内心にたくはへて、外相にそのいろをあらはさぬ}}を、よくものにこころえたる人とはいふなり。しかるに当世はわが宗のことを、他門・他宗にむかひて、その[[斟酌]]もなく[[聊爾]]に沙汰するによりて、当流を人の[[あさまに]]おもふなり。かやうにこころえのわろきひとのあるによりて、当流をきたなくいまはしき宗と人おもへり。さらにもつてこれは他人わろきにはあらず、自流の人わろきによるなりとこころうべし。 | ||
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2023年6月3日 (土) 20:35時点における最新版
おきて
おきて 掟
規則、 禁制などを指す。蓮如はこの語を多用して、真宗念仏者の生活の心がまえを示している。『御文章』1帖目第9通には
- 「それ、 当流の掟をまもるといふは」 (註 1096)
等とある。(浄土真宗辞典)
そもそも蓮如さんは掟を制定することはなかったのだが、門徒が増えるにしたがい、また応仁の乱の大混乱に陥っていた当地の権力者や他宗・他門との軋轢を避けるため掟を制定するようになった。