「不二の心」の版間の差分
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− | + | Ⅰ 観ぜられる対象(境)の徳すなわち実相(絶対の真理)と、観ずる心とが境界不二となった心をいう。([[証巻#P--325|証巻 P.325]]) | |
+ | Ⅱ 広 (有) 略 (<kana>空(くう)</kana>) 不二の実相をさとる<kana>智慧(ちえ)</kana>をいう。 それはまた観ぜられる対象である<kana>実相(じっそう)</kana>と、観ずる心とが不二となった状態でもある。 ([[浄土論註 (七祖)#P--143|論註 P.143]]) | ||
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+ | 不二。 二とは相対や対立の意で、この否定が不二。対立していて二元的に見える事柄も、絶対的な立場から見ると対立がなく一つのものであるということ。相対(相待)を絶するということから絶対(絶待)を意味する。また対立を超えているということから平等を意味し、不二絶対、不二平等というように使われる。 | ||
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2024年2月2日 (金) 13:38時点における最新版
ふにのしん
Ⅰ 観ぜられる対象(境)の徳すなわち実相(絶対の真理)と、観ずる心とが境界不二となった心をいう。(証巻 P.325)
Ⅱ 広 (有) 略 (
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
不二。 二とは相対や対立の意で、この否定が不二。対立していて二元的に見える事柄も、絶対的な立場から見ると対立がなく一つのものであるということ。相対(相待)を絶するということから絶対(絶待)を意味する。また対立を超えているということから平等を意味し、不二絶対、不二平等というように使われる。