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 『<kana>梵網経(ぼんもうきょう)</kana>』下巻の別名。この部分に、大乗菩薩の<kana>戒法(かいほう)</kana>である十重四十八軽戒が説かれていることからこのようにいう。
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『梵網経』は、<kana>鳩摩羅什(くまらじゅう)</kana>訳と伝えられるが、現在では五世紀頃、中国で僧官制に反対する仏徒によって撰述されたと考えられている。<kana>最澄(さいちょう)</kana>は南都の小乗二百五十戒に対して、本経の戒を採用し、大乗の<kana>円頓戒(えんどんかい)</kana>を主張した。([[化巻末#P--454|化巻 P.454]])
  
  『梵網経ぼんもうきょう』下巻の別名。この部分に、大乗菩薩の戒法(かいほう)である十重四十八軽戒が説かれていることからこのようにいう。『梵網経』は、鳩摩羅什(くまらじゅう)訳と伝えられるが、現在では五世紀頃、中国で僧官制に反対する仏徒によって撰述されたと考えられている。最澄(さいちょう)は南都の小乗二百五十戒に対して、本経の戒を採用し、大乗の円頓戒(えんどんかい)を主張した。
 
  
 
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2005年11月3日 (木) 17:47時点における最新版

ぼさつかいきょう

 『梵網経(ぼんもうきょう)』下巻の別名。この部分に、大乗菩薩の戒法(かいほう)である十重四十八軽戒が説かれていることからこのようにいう。

『梵網経』は、鳩摩羅什(くまらじゅう)訳と伝えられるが、現在では五世紀頃、中国で僧官制に反対する仏徒によって撰述されたと考えられている。最澄(さいちょう)は南都の小乗二百五十戒に対して、本経の戒を採用し、大乗の円頓戒(えんどんかい)を主張した。(化巻 P.454)


出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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