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「約束」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

(ページの作成:「「約束」 我々は日本語で「約束」と言う言葉を良く使います。「約束」とは「約して、それにより拘束される」との意味です...」)
 
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「約束」
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漢語を理解するときに、本来の漢語の意味と日本語化された用例の違いを考察しなければならない場合もある。日本ではある意味では漢語を日本語化して使う場合があり、元の漢語の意味と異なった使い方をするのであった。
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*→[http://cjcci.org/cj_pdf/z_list/z_1.pdf 中国語で誤解をしないように]
  
 
我々は日本語で「約束」と言う言葉を良く使います。「約束」とは「約して、それにより拘束される」との意味ですから、「約束をすると言うことは、それによって自分自身を又は相手が拘束される」とのことになります。
 
我々は日本語で「約束」と言う言葉を良く使います。「約束」とは「約して、それにより拘束される」との意味ですから、「約束をすると言うことは、それによって自分自身を又は相手が拘束される」とのことになります。
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更に日本語の「約束」で面白いのは、「約束手形」とか「前世の約束」とか言う表現もあることです。「約束手形」とは支払期日を取り決めた手形ですから、中国語で「期票」と言います。また「前世の約束」は「前世注定的命運」となるでしょう。
 
更に日本語の「約束」で面白いのは、「約束手形」とか「前世の約束」とか言う表現もあることです。「約束手形」とは支払期日を取り決めた手形ですから、中国語で「期票」と言います。また「前世の約束」は「前世注定的命運」となるでしょう。
 
このように「約束」と言う言葉は、日本語では非常に幅広く使われている点が非常に面白いと思う次第です。
 
このように「約束」と言う言葉は、日本語では非常に幅広く使われている点が非常に面白いと思う次第です。
*→[http://cjcci.org/cj_pdf/z_list/z_1.pdf 中国語で誤解をしないように]
 
  
 
  [[Category:追記]]
 
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2019年1月19日 (土) 15:39時点における版

漢語を理解するときに、本来の漢語の意味と日本語化された用例の違いを考察しなければならない場合もある。日本ではある意味では漢語を日本語化して使う場合があり、元の漢語の意味と異なった使い方をするのであった。

「約束」

我々は日本語で「約束」と言う言葉を良く使います。「約束」とは「約して、それにより拘束される」との意味ですから、「約束をすると言うことは、それによって自分自身を又は相手が拘束される」とのことになります。 然し中国語で「約束」との言葉を使った場合は、拘束する意味だけの表現となり、日本語で言う所の、「ある事を取り決める」との意味の「約束をする」と言う意味が全くありません。中国語の「約束」とは「取り締まる」「しつける」「制約する」との意味で、「私はどんな制約も受けない」は「我不受如何約束」、「あの先生は気が弱いから、騒いでいる学生を取締ることが出来ない」は「那个老師胆很小、无法约束吵闹的学生」、また「彼は性格がふしだかだから、父親でさえ彼をちゃんとしつけることが出来ない」は「他性格不羁、連他的父親也不能約束他」となります。では日本語で我々の使う「約束」は中国語でどう表現するのでしょうか。中国語の「約」そのものが、日本語の「約束」の意味ですが、中国語では一字で物事を表現するケ-スが非常に少なく2字での表現となりますので、どのような表現をするかによって「約好」「約定」「約会」等の2ッの文字を使っています。

「我々はちゃんと約束しましたよ」と言う場合は「我們約好了」、「彼等 2人は来年3月に結婚すると約束した」は「他們両个人約定了明年3月結婚」、そして「私は彼と会う約束をした」は「我和他约定会面」等の表現をします。また「約束を守る」は「守約」、「約束を果たす」は「践約」、「約束に背く」は「違約」です。「約束を破る」は「失約」ですが、「失信」と言う表現もあります。

日本語でもう1ッ独特な使い方をしているのは、規則を守る場合に「約束」との言う表現をすることです。これは規則のことを「約束事」と言う所から来ているのでしょう。我々は良く「勝負は約束をよく守って行わねばならない」と言いますが、これは「勝負はゲ-ムの規則を守って行わねばならない」と言うことと同義語で、中国語では「進行比賽必須厳格遵守規則」と表現します。また「私は入会したら、会の約束を必ず守ります」は「我入会后、一定遵守会规」です。

更に日本語の「約束」で面白いのは、「約束手形」とか「前世の約束」とか言う表現もあることです。「約束手形」とは支払期日を取り決めた手形ですから、中国語で「期票」と言います。また「前世の約束」は「前世注定的命運」となるでしょう。 このように「約束」と言う言葉は、日本語では非常に幅広く使われている点が非常に面白いと思う次第です。