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「五味」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

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 牛・山羊の乳のもつ五種の味。 時がたつと乳の味が変化して深まるところからいう。 『涅(ね)槃(はん)経(ぎょう)』では、牛乳を精製するときに経る、乳(にゅう)味(み)・酪(らく)味(み)・生(しょう)酥(そ)味(み)・熟(じゅく)酥(そ)味(み)・醍(だい)醐(ご)味(み)の五つをいい、天台宗ではこれを仏一代の五時に配当し、教判 (経典の価値判断) として用いる。 すなわち、乳味は華(け)厳(ごん)時(じ)、酪味は阿(あ)含(ごん)経(ぎょう)を説いた鹿(ろく)苑(おん)時(じ)、生酥味は大乗経を説いた方(ほう)等(どう)時(じ)、熟酥味は般若(はんにゃ)時(じ)、醍醐味は法(ほっ)華(け)涅(ね)槃(はん)時(じ)とする。
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 牛・山羊の乳のもつ五種の味。 時がたつと乳の味が変化して深まるところからいう。 『涅槃経』では、牛乳を精製するときに経る、<kana>乳味(にゅう-み)</kana>・<kana>酪味(らく-み)</kana>・<kana>生酥味(しょうそ-み)</kana>・<kana>熟酥味(じゅくそ-み)</kana>・<kana>醍醐味(だいご-み)</kana>の五つをいい、天台宗ではこれを仏一代の五時に配当し、教判 (経典の価値判断) として用いる。 すなわち、乳味は華厳時、酪味は阿含経を説いた鹿苑時、生酥味は大乗経を説いた方等時、熟酥味は般若時、醍醐味は法華涅槃時とする。
  
 
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2016年1月12日 (火) 19:22時点における版

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 牛・山羊の乳のもつ五種の味。 時がたつと乳の味が変化して深まるところからいう。 『涅槃経』では、牛乳を精製するときに経る、乳味(にゅう-み)酪味(らく-み)生酥味(しょうそ-み)熟酥味(じゅくそ-み)醍醐味(だいご-み)の五つをいい、天台宗ではこれを仏一代の五時に配当し、教判 (経典の価値判断) として用いる。 すなわち、乳味は華厳時、酪味は阿含経を説いた鹿苑時、生酥味は大乗経を説いた方等時、熟酥味は般若時、醍醐味は法華涅槃時とする。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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