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「左訓」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

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 聖教本文に対する注記の一種で、説明対象となる本文の左側に、語句の説明や漢字の読みなどを記したもの。お左仮名、ご左訓などともいう。和讃など親鸞の著作や書写本などにも多くみられる。 (浄土真宗辞典)<br />
 
 聖教本文に対する注記の一種で、説明対象となる本文の左側に、語句の説明や漢字の読みなどを記したもの。お左仮名、ご左訓などともいう。和讃など親鸞の著作や書写本などにも多くみられる。 (浄土真宗辞典)<br />
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訓は、おしえる・よむという意。訓読み(漢字の意味を表す日本語の読み方)などという。<br />
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以下は、「行巻」([[行巻#no34|行巻 P.170]])の御開山の六字釈で、帰説の語に「ヨリタノムナリ(より憑むなり)」などと左訓されておられる。
  
訓は、おしえる・よむという意。<br />
 
以下は、「行巻」([[行巻#no34|行巻 P.170]])の御開山の六字釈で、帰説の語に「ヨリタノムナリ(より憑むなり)」などと左訓されている。
 
  
 
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[[ファイル:Tanomu.jpg|thumb|600px|center|御開山の六字釈(本願寺派原典版より) ]]
[[ファイル:Tanomu.jpg|thumb|600px|center|御開山の六字釈 ]]
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2017年8月5日 (土) 13:35時点における版

さ-くん

 聖教本文に対する注記の一種で、説明対象となる本文の左側に、語句の説明や漢字の読みなどを記したもの。お左仮名、ご左訓などともいう。和讃など親鸞の著作や書写本などにも多くみられる。 (浄土真宗辞典)



訓は、おしえる・よむという意。訓読み(漢字の意味を表す日本語の読み方)などという。
以下は、「行巻」(行巻 P.170)の御開山の六字釈で、帰説の語に「ヨリタノムナリ(より憑むなり)」などと左訓されておられる。


御開山の六字釈(本願寺派原典版より)