「法琳」の版間の差分

2017年10月23日 (月) 15:53時点における最新版

ほうりん

　（572-640）唐代の護法僧。俗姓は陳氏。頴川(えいせん)郡（現在の河南省許州）の出身。幼時に出家し、儒仏二道に通じていた。武徳四年（621）道士傅奕(ふえき)が寺塔を整理して国と民とを利すよう高祖に進言すると、ただちに上書して反論し、次いで『破邪論』二巻を著した。以後も『弁正論』八巻を撰して道教に対して反論し、仏教を護ったが、貞観十三年（639）道士秦世英が、『弁正論』は国家を誹謗するものであると進言したため、益州(えきしゅう)に配され、翌年病没した。　(化巻 P.457)

出典（教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

@@ 1行目: / 1行目: @@
 ほうりん
-　（572-640）唐代の護法僧。俗姓は陳氏。頴川(えいせん)郡（現在の河南省許州）の出身。幼時に出家し、儒仏二道に通じていた。武徳四年（621）道士傅奕(ふえき)が寺塔を整理して国と民とを利すよう高祖に進言すると、ただちに上書して反論し、次いで『破邪論(はじゃろん)』二巻を著した。以後も『弁正論(べんしょうろん)』八巻を撰して道教に対して反論し、仏教を護ったが、貞観十三年（639）道士秦世英が、『弁正論』は国家を誹謗するものであると進言したため、益州(えきしゅう)に配され、翌年病没した。
+　（572-640）唐代の護法僧。俗姓は陳氏。<kana>頴川(えいせん)</kana>郡（現在の河南省許州）の出身。幼時に出家し、儒仏二道に通じていた。武徳四年（621）道士<kana>傅奕(ふえき)</kana>が寺塔を整理して国と民とを利すよう高祖に進言すると、ただちに上書して反論し、次いで『破邪論』二巻を著した。以後も『弁正論』八巻を撰して道教に対して反論し、仏教を護ったが、貞観十三年（639）道士秦世英が、『弁正論』は国家を誹謗するものであると進言したため、<kana>益州(えきしゅう)</kana>に配され、翌年病没した。　([[化巻末#P--457|化巻 P.457]])
 {{Copyright}}
 ----

「法琳」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ（WikiArc）』

2017年10月23日 (月) 15:53時点における最新版