「四智」の版間の差分

2017年12月8日 (金) 01:05時点における版

しち

　仏の四種の智慧。

①大円鏡智(だいえんきょうち)。大きなくもりのない鏡のようにすべての事象をありのままに照し出す智。

②平等性智(びょうどうしょうち)。すべての事象は平等であると知る智。

③妙観察智(みょうかんざつち)。すべての事象をありのままに観察する智。

④成所作智(じょうしょさち)。なすべきすべての事をなしとげ衆生を救済する智。唯識の理に入るための四つの智慧。

出典（教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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「教巻」の『述文賛』の引文に、

仏、四智に住したまふ。独り秀でたまへること、匹しきことなきがゆゑに。(教巻 P.138)

とある。

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-（しち）
+しち
 　仏の四種の智慧。
-*①<ruby><rb>大円鏡智</rb><rp>(</rp><rt>だいえんきょうち</rt><rp>)</rp></ruby>。大きなくもりのない鏡のようにすべての事象をありのままに照し出す智。
+:①<kana>大円鏡智(だいえんきょうち)</kana>。大きなくもりのない鏡のようにすべての事象をありのままに照し出す智。
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+:②<kana>平等性智(びょうどうしょうち)</kana>。すべての事象は平等であると知る智。
-*③<ruby><rb>妙観察智</rb><rp>(</rp><rt>みょうかんざつち</rt><rp>)</rp></ruby>。すべての事象をありのままに観察する智。
+:③<kana>妙観察智(みょうかんざつち)</kana>。すべての事象をありのままに観察する智。
-*④<ruby><rb>成所作智</rb><rp>(</rp><rt>じょうしょさち</rt><rp>)</rp></ruby>。なすべきすべての事をなしとげ衆生を救済する智。唯識の理に入るための四つの智慧。
+:④<kana>成所作智(じょうしょさち)</kana>。なすべきすべての事をなしとげ衆生を救済する智。唯識の理に入るための四つの智慧。
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+「教巻」の『述文賛』の引文に、
+:仏、四智に住したまふ。独り秀でたまへること、匹しきことなきがゆゑに。([[教巻#P--138|教巻 P.138]])
+とある。

「四智」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ（WikiArc）』

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