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「彼土得証/此土入聖」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

(ページの作成:「ひど-とくしょう/しど-にっしょう 彼土得証(ひど-とくしょう) :浄土に往生して彼の土において証果を得ること。 此土入聖...」)
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2018年6月8日 (金) 17:21時点における版

ひど-とくしょう/しど-にっしょう

彼土得証(ひど-とくしょう)

浄土に往生して彼の土において証果を得ること。

此土入聖(しど-にっしょう)

現世において此の土でさとり開くこと。此土入聖得果。

法然聖人は『西方指南鈔』所収の「浄土宗大意」で、

聖道門の修行は、智慧をきわめて生死をはなれ、浄土門の修行は、愚痴にかへりて極楽にむまる。 (浄土宗大意P.219)

といわれていた。
御開山は「聖浄二門釈」で、

聖道門の意義

 おほよそ一代の教について、この界のうちにして入聖得果するを聖道門と名づく、難行道といへり。この門のなかについて、大・小、漸・頓、一乗・二乗・三乗、権・実、顕・密、竪出・竪超あり。すなはちこれ自力、利他教化地、方便権門の道路なり。

浄土門の意義

 安養浄刹にして入聖証果するを浄土門と名づく、易行道といへり。この門のなかについて、横出・横超、仮・真、漸・頓、助正・雑行、雑修・専修あるなり。 (化巻 P.394)

と、されておられた。