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「乞眼の因縁」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

 
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こつげんのいんねん
 
こつげんのいんねん
  
 舎利弗はその前生において六十劫の間、菩薩行を修めたが、ある乞人から眼を乞われて、みずからの一眼をえぐり取り与えたところ、乞人がこれを地に捨てたので、世の人を導くことを断念し、菩薩道から退転したという。 『<kana>大智度論(だいちどろん)</kana>』巻十二にみえる<kana>因縁(いんねん)</kana>。
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 舎利弗はその前生において六十劫の間、菩薩行を修めたが、ある乞人から眼を乞われて、みずからの一眼をえぐり取り与えたところ、乞人がこれを地に捨てたので、世の人を導くことを断念し、菩薩道から退転したという。 『<kana>大智度論(だいちどろん)</kana>』巻十二にみえる<kana>因縁(いんねん)</kana>。 ([[安楽集 (七祖)#P--287|安楽集 P.287]])
  
 
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2024年1月22日 (月) 14:15時点における最新版

こつげんのいんねん

 舎利弗はその前生において六十劫の間、菩薩行を修めたが、ある乞人から眼を乞われて、みずからの一眼をえぐり取り与えたところ、乞人がこれを地に捨てたので、世の人を導くことを断念し、菩薩道から退転したという。 『大智度論(だいちどろん)』巻十二にみえる因縁(いんねん)。 (安楽集 P.287)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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布施

『浄土論註』の「難行道」に於いての五つの難の中の「三には無顧の悪人は他の勝徳を破る。」は、この乞眼バラモンの故事からといわれる。(論註 P.47)

ノート:乞眼の因縁に漢文と読み下し有り。