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「散善義」の版間の差分

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

 
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さんぜんぎ 散善義
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 『観経疏』の第4帖。『観経』正宗分の中、[[散善]]を説く<kana>九品(くぼん)</kana>段と、得益分、 流通分(るずうぶん)、耆闍分について註釈し、後跋を付したもの。その後跋<ref>後跋(こうばつ)。書物の終りに,その来歴や編著の感想・次第などを書き記す短文。後序といふ表現は序(はじめ)にははじめといふ意味があるので後跋といふ表現は親しい。</ref>の部分では、古今の諸師の誤った『観経』解釈をあらため、仏意を確定するという 「古今楷定」 の意趣が説き述べられている。
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2024年3月30日 (土) 01:19時点における最新版

さんぜんぎ

「散善義」 『観経四帖疏』の第四帖。 →『観経疏

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

さんぜんぎ 散善義

 『観経疏』の第4帖。『観経』正宗分の中、散善を説く九品(くぼん)段と、得益分、 流通分(るずうぶん)、耆闍分について註釈し、後跋を付したもの。その後跋[1]の部分では、古今の諸師の誤った『観経』解釈をあらため、仏意を確定するという 「古今楷定」 の意趣が説き述べられている。


  1. 後跋(こうばつ)。書物の終りに,その来歴や編著の感想・次第などを書き記す短文。後序といふ表現は序(はじめ)にははじめといふ意味があるので後跋といふ表現は親しい。