じゅうじゅうびばしゃろん
十七巻。龍樹(りゅうじゅ)菩薩(150-250頃)造、鳩摩羅什(くまらじゅう)訳。『華厳経(けごんきょう)』の「十地品」(もしくは『十地経』)のうち、初地(しょじ)と二地(にじ)とを解釈したもの。全三十五品のうち第九「易行品(いぎょうぼん)」には、阿弥陀仏の浄土へ往生する易行が説かれている。七祖聖教(しちそしょうぎょう)の一。(高僧 P.578)