ぶつぞうきょう
『仏蔵教』 三巻または四巻。 後秦(こうしん)の鳩摩羅什(くまらじゅう)訳。 大乗菩薩の持戒(じかい)の威儀を明かしたもの。 諸法実相(しょほうじっそう)・無生(むしょう)無滅(むめつ)の理をさとらない者は、たとえ二百五十戒をたもっても破戒者であるとして斥けるなど、小乗に対する批判が随所にみられる。