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四種三昧

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2021年3月18日 (木) 14:45時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

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ししゅ-ざんまい

四種三昧は、天台宗の基本的な修行法で、天台大師智顗の『摩訶止観』に説かれる四種類の行を指す。心(動作)、口(唱え方)、意(心)の三業から分類し4つのカテゴリーにわけたもの。

  • 常坐(じょうざ)三昧。  静かに仏前に独座して、九十日間坐り続け精神を統一し法界を観ずること。
  • 常行(じょうぎょう)三昧。  七日ないし 九十日を期限として阿弥陀仏の像のまわりを歩きながら,その名を称えて阿弥陀仏を念じて仏を見ようとすること。
  • 半行半坐(はんぎょう-はんざ)三昧。  歩いて行う行と、坐って行う行の組み合わせ。
  • 非行非坐(ひぎょう-ひざ)三昧。  前記三種類以外の身体の行儀を問わないすべての行。あらゆる起居動作を通じて仏道の完成を目指す。

参照WEB版浄土宗大辞典の「四種三昧」の項目