じっさい
真実の際限という意で涅槃の異名。ここでは身心ともに完全に無に帰する小乗の無余涅槃(灰身滅智(けしんめっち))のこと。空理に入ったが、かえってその空にとらわれて有の差別相をみることができない。(証巻 P.315,証巻 P.330, 真巻 P.359)