操作

菩薩

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2005年9月28日 (水) 20:07時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

ぼさつ

  梵語ボーディサットヴァ(bodhisattva)の音写である菩提薩(ぼだいさった)の略語。覚有情(かくうじょう)道衆生(どうしゅじょう)道心衆生(どうしんしゅじょう)などと漢訳する。 さとりを求めるひと。

大乗仏教では自ら菩提を求め(上求菩提(じょうぐぼだい))、一切衆生を利益(りやく)しようとする者(下化衆生(げけしゅじょう))のことをいい、利他的意義を強調するようになった。菩薩が仏果に至るまでの階梯については、一般に『瓔珞経(ようらくきょう)』の五十二位説が用いられる。

十信(じっしん)十住(じゅうじゅう)十行(じゅうぎょう)十回向(じゅうえこう)十地(じゅうじ)等覚(とうがく)妙覚(みょうがく)の五十二段階である。

十信位を外凡(げぼん)、十住・十行・十回向を内凡・三賢(さんげん)、十地を十聖(じっしょう)といい、また十住を習種性(しゅうしゅしょう)、十行を性種性(しょうしゅしょう)、十回向を道種性、十地を聖種性、等覚を等覚性、妙覚を妙覚性の六種性とする。→補註16

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。

Bosatunokaii.jpg