九想
出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』
人の屍相についての九通りの観想。 九相ともいう。 張(ちょう)・青瘀(しょうお)・壊(え)・血塗(けつず)・膿爛(のうらん)・噉(かん)・散(さん)・骨(こつ)・焼(しょう)の九種をいう。 (論註 P.106)
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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- 脹相(ちょうそう) - 死体が腐敗によるガスの発生で内部から膨張する。
- 青瘀相(しょうおそう) - 死体が青黒くなる。
- 壊相(えそう) - 死体の腐乱が進み皮膚が破れ壊れはじめる。
- 血塗相(けちずそう) - 死体の腐敗による損壊がさらに進み、溶解した脂肪・血液・体液が体外に滲みだす。
- 膿爛相(のうらんそう) - 死体自体が腐敗により溶解する。
- 噉相(たんそう) - 死体に虫がわき、鳥獣に食い荒らされる。
- 散相(さんそう) - 以上の結果、死体の部位が散乱する。
- 骨相(こつそう) - 血肉や皮脂がなくなり骨だけになる。
- 焼相(しょうそう) - 死体が焼かれ灰だけになる。