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佗力

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2018年7月13日 (金) 03:03時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

たりき

 他力、佗力、侘力とも書く。佗の訓は、ほか、ひく、わび 、になうなどがあり、ほかの意の他と通じて用いられたものか。 「説文解字」には、

負何也。従人它聲。
負何するなり、人に従ひ、它を聲とす。

とある意から、阿弥陀仏は他者の荷を負う者との意味で佗力と表現したのかもである。『大経』には、

為諸庶類 作不請之友。荷負群生 為之重担。
もろもろの庶類のために不請の友となる。群生を荷負してこれを重担とす。(大経 P.7)

と、ある。