(はらみつ)
梵語パーラミター(pāramitā)の音写。波羅蜜多とも音写し、到彼岸(とうひがん)、度(ど)と漢訳する。迷いの此岸(しがん)からさとりの彼岸に至ること、またはそのために修する菩薩の行をいう。語源的には「最もすぐれた状態」を意味するともいわれる。→六波羅蜜 (ろっぱらみつ)。 (真要鈔 P.993)