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五種の嘉誉

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2010年5月2日 (日) 22:53時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

ごしゅのかよ

 念仏者を誉める五つの称号。『観経』で、釈尊は「もし念仏するものは、まさに知るべし、この人はこれ人中の分陀利華なり」と念仏者を分陀利華(青蓮華)に喩えて説かれている。この分陀利華を善導大師が「好人」「妙好人」「上上人」「希有人」「最勝人」の五種に分けて念仏者をたたえる語とされ、法然聖人は五種の嘉誉と呼ばれた。


 人中の好人(こうにん)(みょう)好人(こうにん)上上(じょうじょう)(にん)稀有(けう)(にん)最勝人(さいしょうにん)という五つのほめことば。 (選択集 P.1261)


近年に至って、この五種の嘉誉の中の「妙好人」という語で模範的念仏者を呼ぶことが多いが念仏者はすべて妙好人である。