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大乗起信論

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2010年5月23日 (日) 16:38時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版 (1 版)

だいじょうきしんろん

『大乗起信論』▽ 一巻。 インドの馬鳴(めみょう)菩薩 (1-2世紀頃) 造と伝えられているが、同名異人の作とも、中国で馬鳴に仮(か)託(たく)されて作られたものともいわれる。 漢訳に梁(りょう)の真諦(しんだい)訳一巻、唐(とう)の実叉(じつしゃ)難(なん)陀(だ)訳二巻がある。 大乗仏教の中心思想を理論と実践の両面から説き、真如(しんにょ)縁(えん)起(ぎ)を主張する。 短編ではあるが、仏教史上極めて重要な書物で、華(け)厳(ごん)・天台(てんだい)・禅・浄土・真言(しんごん)等の大乗仏教の主要な宗派に大きな影響を与えた。 →馬鳴 (めみょう)。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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