しかん
1.止は梵語シャマタ(śamatha)の漢訳、観は梵語ヴィパシュヤナー(vipaśyanā)の漢訳。もろもろのおもいを止めて心をひとつの対象に集中し(止(し))、それによって正しい智慧(ちえ)をおこして対象を観(み)る(観(かん))ことをいう。
2. 『摩訶止観』のこと。(信巻 P.253、要集 P.832)