十重四十八軽戒
出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』
じゅうじゅうしじゅうはちきょうかい
『梵網経』に説かれる大乗戒のこと。 十種の重大な戒めからなる十重(じゅうじゅう)禁戒(きんかい)と四十八種の軽微な戒めからなる四十八軽戒をいう。 十重禁戒は、不殺戒・不盗戒・不淫戒・不妄語戒・不酤酒戒・不説過罪戒・不自讃毀他戒・不慳戒・不瞋戒・不謗三宝戒の十をいい、四十八軽戒は、不敬師長戒・飲酒戒・食肉戒などの四十八をいう。
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
区切り線以下の文章は各投稿者の意見であり本願寺派の見解ではありません。
- 不殺戒(いかなる生き物でも、これを故意に殺傷してはならない。)
- 不盗戒(与えられていない物を盗んではならない。)
- 不淫戒(性行為・性交渉であっても行ってはならない。)
- 不妄語戒(聖者の境地に達した、と虚言してはならない。)
- 不酤酒戒(酒を酤[う]ってはならない(販売してはならない)。)
- 不説過罪戒(仏弟子同士の罪過をあげつらってはならない。)
- 不自讃毀他戒(自身の徳を賞讃して、他者を謗[そし]ってはならない。)
- 不慳戒(いかなる物(財施・法施)でも物惜しみしてはならない。)
- 不瞋戒(怒り、それを悔いないことがあってはなら)
- 不謗三宝戒(如何なる場合でも、三宝を謗ってはならない。)