にんのうきょう
『仁王経』▽ 後秦(こうしん)の鳩摩羅什(くまらじゅう)訳と伝えられる 『仏説(ぶっせつ)仁王般若波羅蜜経(にんのう-はんにゃ-はらみつ-きょう)』二巻と唐の不空(ふくう)訳 『仁王護国般若(にんのうごこくはんにゃ)波羅蜜多経(はらみつたきょう)』二巻の二本がある。 鎮護国家(ちんごこっか)の三部経の一。 仏が十六大国の諸王に対して、国を護り安穏(あんのん)にするためには般若波羅蜜を受持すべきであると説いたもの。 中国撰述のものともいわれる。