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三法印

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2017年10月30日 (月) 14:59時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

さんぽういん

  1. 諸行無常印(梵: anityāṃ sarvasaṃskārāṃ)「すべての現象(形成されたもの)は、無常(不変ならざるもの)である」
  2. 諸法無我印(梵: sarvadharmā anātmānaḥ)「すべてのものごと(法)は、自己ならざるものである」
  3. 涅槃寂静印(梵: śāntaṃ nirvāṇaṃ)「ニルヴァーナは、安らぎである」


三法印

法印とは仏教の旗印の意で、仏教の根本真理を三つにまとめたもの。 諸行無常・諸法無我・涅槃寂静の三。これに一切皆苦(一切行苦)を加えたものを四法印と呼ぶ。

諸行無常とは、因縁によって作られたもの(有為法)は常に変化してとどまることがないということ。
諸法無我とは、すべてのもの(有為法・無為法)は永遠不変の実体(我)ではない。すべてのものに永遠不変の実体は存在しないということ。
涅槃寂静とは、煩悩の火が吹き消された状態(涅槃)究極の安穏(寂静)であるということ。
一切皆苦とは、あらゆる存在はすべて苦しみであるということ。(浄土真宗辞典)