はちじゅう…おくこうじょめつす
一声の念仏で八十億劫という長い間、生死(しょうじ)を流転しなければならないほどの重罪を消すということ。『観経』の下下品に「十念を具足して南無阿弥陀仏と称せしむ。仏名を称するがゆゑに、念々のなかにおいて八十億劫の生死の罪を除く」とある。(行巻 P.166)