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五味

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2018年2月27日 (火) 07:47時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

ごみ

 牛・山羊の乳のもつ五種の味。 時がたつと乳の味が変化して深まるところからいう。 『涅槃経』では、牛乳を精製するときに経る、乳味(にゅう-み)酪味(らく-み)生酥味(しょうそ-み)熟酥味(じゅくそ-み)醍醐味(だいご-み)の五つをいい、天台宗ではこれを仏一代の五時に配当し、教判 (経典の価値判断) として用いる。 すなわち、乳味は華厳時、酪味は阿含経を説いた鹿苑時、生酥味は大乗経を説いた方等時、熟酥味は般若時、醍醐味は法華涅槃時とする。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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五時の教