彼土得証/此土入聖
出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』
2018年6月27日 (水) 13:29時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「;成仏、難しといえども往生は得易きなり。 問云。今度何可解脱生死。 :問うて云く。このたび、何(いかん)ぞ生死を解脱すべ...」)
- 成仏、難しといえども往生は得易きなり。
問云。今度何可解脱生死。
- 問うて云く。このたび、何(いかん)ぞ生死を解脱すべしや。
(予)答云。如何様不可過御計。(賢愚の選択にはしかずと)
- 予、答えて云く。いか様にもおん計らいには過ぐべからず。
又云。実然也、但先達者若有思定旨者示給其体。
- また云。実にしかなり、ただ先達は、もし思い定めたる旨あらば、その体を示し給え。
為自身者聊有思定旨、只早遂往生極楽也。
- 自身の為にはいささか思い定める旨あり、ただ早く往生極楽を遂げんとなり。
又云。依順次往生難遂致此尋、如何輒遂往生耶。
- また云。順次の往生、難きに依って遂(つい)にこの尋ねを致す。いかんがすなわち往生を遂げんや。
答。成仏雖難往生易得也。
- 答う。成仏、難しといえども往生は得易きなり。
依道綽善導意者、仰仏願力為強縁、故凡夫生浄土。云々。
- 道綽・善導の意に依らば、仏の願力の仰せを強縁となす、ゆえに凡夫浄土に生まると云々。