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発遣招喚

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

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はっけんしょうかん

はっけん-しょうかん 発遣招喚

 略して遣喚ともいう。発遣と招喚のこと。発遣とは、釈尊が衆生に浄土へ往生せよと勧めつかわすこと。招喚とは、阿弥陀仏が衆生に浄土へ来たれと招きよぶこと。「玄義分」には

「釈迦はこの方より発遣し、弥陀はすなはちかの国より来迎す」(証巻引文・註312)

「散善義」には

「仰いで釈迦発遣して、指(おし)へて西方に向かへたまふことを蒙り、また弥陀の悲心招喚したまふによつて、いま二尊の意に信順して」(信巻引文・註226)

とある。→二尊教二河白道。(浄土真宗辞典)