mahā-śūnyatā (S)
十方の世界が空であること。東西南北と四維と上下とが空であること。〔大品般若経、問乗品、T8. 250b〕
十八空の一つ。物質は四元素からなり、実体がなく、空であることをいう。
人無我と法無我とを総称していう。〔瑜伽師地論93、T30. 833b〕
大空などを解脱門という。〔仏地経論、T26. 295c〕
ニルヴァーナのことをいう。
密教では阿字をいう。mahā-suññatā(P)〔中阿含経49、T1. 738〕