ろっかくむそう 六角夢想
親鸞が六角堂に参篭して夢告を得たこと。また、それを記した『御伝鈔』上巻3段(註 1044)の通称。六角夢告ともいう。この時に親鸞が得た夢告は 「行者宿報の偈」 であるとも 「聖徳太子廟窟偈」 であるともいわれる。『恵信尼消息』第1通(註 811)によれば、親鸞はこの夢告を得ると直ちに法然を訪ね、その門弟となった。その年次は『御伝鈔』上巻3段(註 1044)では、建仁3年 (1203) とされているが、『教行信証』に 「建仁辛酉の暦、雑行を棄てて本願に帰す」 とあることから、実際には建仁元年 (1201) のこととみられる。(浄土真宗辞典)
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