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必至滅度の願

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

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ひっしめつど-のがん

ひっしめつど-のがん 必至滅度の願

 阿弥陀仏の四十八願の中、第十一願のこと。『大経」第十一願文には

「たとひわれ仏を得たらんに、国中の人天、定聚に住し、かならず滅度に至らずは、正覚を取らじ」(註 17)

と説かれている。親鸞は「証巻」冒頭「註 306」にこの願名を標し、さらに第十一願について

「つつしんで真実の証を顕さば、すなはちこれ利他円満の妙位、無上涅槃の極果なり。すなはちこれ必至滅度の願より出でたり。また証大涅槃の願と名づくるなり」(註 307)

と述べており、このほか『浄土文類聚鈔』には 「往相証果の願」 (註 481)という願名も用いている。(浄土真宗辞典)