いざいなん
さあ帰ろう。陶淵明(365-427)の「帰去来辞」の中の言葉。故郷に帰る決意を述べたものであるが、ここでは浄土に生れたいという意をあらわす。(行巻 P.173,証巻 P.312, 化巻 P.411、安心決定 P.1400、定善義 P.406、定善義 P.450)
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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「定善義」からの引文
- 又賛云
- また讃じていはく、
- 帰去来 魔郷不可停。
- 帰去来、魔郷には停まるべからず。
- 曠劫来流転 六道尽皆逕。
- 曠劫よりこのかた六道に流転して、ことごとくみな経たり。
- 到処無余楽。唯聞生死声。
- 到るところに余の楽しみなし。ただ生死[1]の声を聞く。
- 畢此生平後 入彼涅槃城。
- この生平を畢へてのち、かの涅槃の城に入らん」と。(証巻 P.312)
- →ノート:帰去来
- ↑ 原典版では生死となっているが、註釈版では『観経疏』により校訂して愁歎としている。
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