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安城の御影

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

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あんじょうのごえい

親鸞聖人 安城の御影


讃名

改行は適宜変更してあり漢字は新字。画像に近い方がはじめでその次が上の偈であるが、上段一、上段二としておいた。

上段一

無量寿経優婆提舎願生偈
婆藪槃頭菩薩曰
世尊我一心 帰命尽十方
無礙光如来 願生安楽国
我依修多羅 真実功徳相
説願偈総持 与仏教相応
観彼世界相 勝過三界道
究竟如虚空 広大無辺際
又曰
観仏本願力 遇無空過者
能令速満足 功徳大宝海

上段二

大無量寿経言
設我得仏 十方衆生 至心信楽 欲生我国 乃至十念
若不生者 不取正覚 唯除五逆 誹謗正法。
又言
其仏本願力 聞名欲往生
皆悉到彼国 自致不退転
又言
必得超絶去 往生安養国
横截五悪趣 悪趣自然閉
昇道無窮極 易往而無人
其国不逆違 自然之所牽

下段

和朝愚禿釈親鸞正信偈曰
本願名号正定業 至心信楽願為因 
成等覚証大涅槃 必至滅度願成就 
如来所以興出世 唯説弥陀本願海 
五濁悪時群生海 応信如来如実言 
能発一念喜愛心 不断煩悩得涅槃 
凡聖逆謗斉回入 如衆水入海一味 
摂取心光常照護 已能雖破無明闇 
貪愛瞋憎之雲霧 常覆真実信心天 
譬如日光覆雲霧 雲霧之下明無闇 
獲信見敬得大慶 即横超截五悪趣  *得大慶(大慶喜)

 

愚禿親鸞 八十三歳