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兼縁

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

2004年11月28日 (日) 19:22時点における林遊 (トーク | 投稿記録)による版

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けんえん

 (1468-1543)蓮如上人の第十六子(第七男)。法名蓮悟(れんご)。

兄蓮乗を継いで加賀(現在の石川県南部)二俣(ふたまた)の本泉寺(ほんせんじ)に入り、のち同国若松に本泉寺を開いて兼任した。さらに同国に崎田坊、中頭坊、清沢坊を開いた。 加賀門徒の中心的存在として活躍し、蓮如上人の信任も厚かったが、享録四年(1531)の大小一揆に敗れて能登(現在の石川県北部)に逃れ、隠居して慶光坊(きょうこうぼう)と称した。証如上人の勘気を受けたまま、天文十二年(1543)和泉堺津(いずみさかいのつ)(現在の大阪府堺市)で没した。

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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著書に『蓮如上人御物語次第』がある。