せんぢゃくほんがんねんぶつしゅう
法然上人(1133-1212)の著。略して『選択集』ともいう。建久九年(1198)九条兼実の請によって撰述された。
善導教学を指南として、阿弥陀仏も釈迦も諸仏も、すべて余行を選び捨てて、念仏一行を往生行として選びとられていることを、浄土三部経によって論証し、念仏が選択本願の行であることを明かし、浄土宗の立教開宗を宣言した書。七祖聖教(しちそしょうぎょう)の一。
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社
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