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六師

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

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(ろくし)

 釈尊とほぼ同時代に中インド(ガンジス河中流域)で勢力のあった反バラモン的な自由思想家六人の総称。

富蘭那迦葉(ふらんなかしょう)(パーリ名プーラナ・カッサパ Pūraņa Kassapa またはプラーナ・カッサパ Purāņa Kassapa の音写)。善悪の業報(ごうほう)を認めない無道徳論者。
末伽梨拘梨子(まかりくしゃりし)(パーリ名マッカリ・ゴーサーラ Makkhali Gosāla の音写)。宿命的自然論者。
刪闍耶毘羅胝子(さんじゃやびらていし)(パーリ名サンジャヤ・ベーラッタプッタ Sañjaya Belaţţhaputta またはサンジャヤ・ベーラッティプッタ Sañjaya Belaţhiputta の音写)。人知に普遍妥当性を認めない懐疑論者。
阿耆多翅舎欽婆羅(あぎたししゃきんばら)(パーリ名アジタ・ケーサカンバラ Ajita Kesakampala またはアジタ・ケーサカンバリン Ajita Kesakambalin の音写)。唯物論、快楽論者。
迦羅鳩駄迦旃延(からくらかせんえん)(パーリ名カクダ・カッチャーヤナ Kakudha Kaccāyana またはパクダ・カッチャーヤナ Pakudha Kaccāyana あるいはパクダ・カーティヤナ Pakudha Kātiyana の音写)。無因論的感覚論者。
尼乾陀若提子(にけんだにゃだいし)(パーリ名ニガンタ・ナータプッタ Nigaņţha Nātaputta の音写)。ジャイナ教の開祖。
出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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