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七竅

出典: 浄土真宗聖典『ウィキアーカイブ(WikiArc)』

しちきょう

 七つの穴。 両眼・両耳・両鼻孔・口。 (要集 P.829)

出典(教学伝道研究センター編『浄土真宗聖典(注釈版)第二版』本願寺出版社
『浄土真宗聖典(注釈版)七祖篇』本願寺出版社

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竅は穴の意。 

『荘子』応帝王篇の「渾沌、七竅に死す」の説話。

南海之帝為儵,北海之帝為忽,中央之帝為渾沌。儵與忽時相與遇於渾沌之地,渾沌待之甚善。儵與忽謀報渾沌之德,曰:「人皆有七竅以視聽食息,此獨無有,嘗試鑿之。」日鑿一竅,七日而渾沌死。

 南海の帝を儵と為し、北海の帝を忽と為し、中央の帝を渾沌と為す。 儵と忽と、時に相与に渾沌の地に遇う。渾沌、之を待つこと甚だ善し。儵と忽と、渾沌の徳に報いんことを謀りて、曰わく。 「人皆七竅有りて、以て視聴食息す。此れ独り有ること無し。嘗試みに、之を鑿たん。」と。日に一竅を鑿つに、七日にして渾沌死せり。